たしかな審美眼を効かせ、ニュアンスまでも、言葉で表現してくる。そして、どんな時も面白く余白ある可愛い女性としての姿勢は、様々な職種や立場の女性たちから熱い(厚い)支持を得ている

(maria)
簡単に自己紹介おねがいします!

(nana)
NANAです。雑誌やWEBメディアの編集・ライターをやっています。長年携わってきたファッション誌から社会課題を扱うメディアに移って5年。そろそろ次のステージを考えているところ。

2020年に湘南へ移住、2021年にサーフィン、そしてMARIAと出会いました♡

(maria)
サーフィンのスタイルは?

(nana)
スタイルを語れるほど確立できていません。
ただ今は知識も技量も色んなことが追いついてないけど、よりクラシックなスタイルを追求&磨いていきたいって思ってる。
昔から音楽にしても服にしても新しいものよりも物語を感じる古いものに惹かれる傾向があって。はじめてサーフボードを買いに行ったときも、ロングとショートがあるんだ〜くらいしか知識がなかったくせに、しっかりヴィンテージボードみたいに味わい深い、重くて長〜いシングルフィンのロングボードに一目惚れ。結果、初心者向きじゃなかったので全力で止められ別のものを買ったけど。つまり、そういうことなんだと思う。笑

(maria)
いつも可愛さとスパイスを効かせたコーディネートと雰囲気で、よきインスピレーションをもらえるんだけど、ファッションやスタイリング、何かコツや大事にしているヒントを教えて♡

(nana)
うれしい、ありがとう! 買い物するときも、クローゼットから服を選ぶときも、考えたり迷うってことがほとんどなくて。無意識=感覚で選んでいるから、改めて言葉にするのってなんだか楽しい。

おそらく10代の頃から変わっていないんだけど、 “媚びない色気”のある女性が好きで。例えば、ぷりっとしたフリルにヴィンテージレザー、繊細なレースにごりごりのミリタリーとか、ギャップにヘルシーな色気を感じるから、自然とそんなスタイリングになっている気がする。自分は似合わないから絶対にできないけど、ベリーショートの女性が胸もとのがっつり開いた白タンクなんて着てたら最っ高に素敵♡

コツでいうなら、よく人に褒めてもらえるパーツを生かして、コンプレックスに感じているパーツを目くらましするとか、かな? 

でもいちばん大事にしているのは、“今の気分”にフィットしているかどうか。TPOは最低限、誰になんと思われようが、自分が今着たいものを着る!以上!

(maria)
自分らしく好きな事をしようと奮い立たせてくれる座右の銘はある?

(nana)
座右の銘は、あえて持たないようにしてる。というのも、生きてると出会う人や暮らす環境とか、その時、その時で価値観は変わっていくものだし、いつだってその変化に柔軟でいたいから。ただ、いつも“心の違和感を無視しない”ようにはしてる。それが座右の銘っていわれたらそうなのかも? 違和感は本来の自分に立ち戻るための重要なメッセージだと思ってる。

(maria)
1週間休みあったら何したい?

(nana)
パリのカフェテリアでクロワッサンと苦〜いエスプレッソ、アートミュージアムの刺激でヒリヒリした心身をビアリッツの海でクールダウン♡ 1週間じゃ足りないね。

(maria)
好きなものこと5つおしえて♡

(nana)

  • ひとりの時間
    心の赴くままに過ごす時間は、私が私でいられる必要な栄養素。ないと生きていけない!
  • サーフィン
    私にとってのサーフィンは、生涯をともに生きる人生のパートナーのような存在。ただただ夢中になれる、愛を注げる存在に出会えて幸せ。
  • カレー
    23歳の頃、3ヶ月放浪したインドでカレーに開眼。以来、国内外のカレーを食べ歩く人生に。笑 いちばん好きなのは南インドカレー。次にスリランカカレー、ネパールカレーと続く。
  • 余韻
    いい1本に乗れたあと、好きな人と会ったあと、おいしいカレーを食べたあと、リラックスした時間を過ごしたあと……つい反芻してしまうあの浮遊感、たまらん。
  • 不完全さ
    普段はちゃんとしている人から、自身のクズエピソードを聞かされると、一気にその人への愛が爆増する。笑 人はみんな不完全だから魅力的♡

(maria)
これからの夢とか目標は?

(nana)
湘南に移住して4年。数えきれないほどの出会いからインプットした新しい価値観を、何かしらのカタチに変えてアウトプットできたら。

そしてこれからもたくさん海に入って、スタイルを磨いていく。そして波そのものをもっと知りたいしもっと理解したい。

(maria)
マリアの好きなところ、嫌いなところ、共感できることなどもおしえて!

(nana)
好きなところ:気高さ

背筋をすっと伸ばし、所作や佇まいを然と美しく導いてくれるところ。 海という自然のフィールドに対する正装のような感覚もある。

嫌いなところ:ぜんぶ欲しくなる

機能性が不可欠ゆえ限られた枠組みの中で、こんなにも自由にファッションが楽しめるなんて本当にすごいと思う。

共感できるところ:生みの苦しみ

ウェットスーツの概念を飛び越えたデザインに、いつもドキッとさせられるけど、それは容易ではない。職種は違えど、文章を生み出すときの苦しみときっと似てるんじゃないかな。

(maria)
最後にNANAさんが実際に参加して、ライターとしてeditしてくれたカリフォルニアリトリートの記事から一年が経ちました。読んでくれた方から、「とても読みやすく、気がついたらそこにいるような感覚になりとても良かった。」という声も頂いております。 読者のみなさまに一言おねがいします♡

(nana)
記事を読んでくださった皆さま、ありがとうございます!

サーフトリップも海外となると気軽にさくっといけないし、集まったメンバーみんな住んでいるところも違えば、それぞれの生活もある。世界情勢だっていつ何が起こるか分からない中、同じ屋根の下で家族のように過ごしたハートウォーミングな9日間。改めて振り返って思うのは、どの瞬間も奇跡そのものだったな〜ということ。

そしてリンコン、C-STREET、マリブ、テラマー、サンオー、スワミーズとサーフポイントを6つも巡っただけでなく、ベンチュラ、サンタバーバラ、エンシニータスなどのサーフタウン、トレッキングも楽しんだし、山奥の温泉で天に召されかけたり……コンテンツぎっしりのはずなに、朝はゆったりコーヒーを飲んで、夜はみんなでテーブルを囲んでオーナーの愛情たっぷり手料理を味わい尽くしたり、食後のリラックス時間もしっかりあって。どう考えても、日常と時間の流れの速度が明らかに違った。

そんな「余白」を感じる旅の様子、少しでも伝わったらうれしいな。
そしてやっぱり最後は「人」!
きっと何かしらの意味があって、ともに旅をすることになったみんなと一緒に過ごした9日間。そこに流れる「愛の時間」をわたしは忘れません♡

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