2025のテーマは
「and mama」

三宅亜矢さん

サーフィンを通じて宮崎の海で出会った彼女。

人生の波を乗り越えて、
全ての出来事を糧に自分の人生をデザインしている。

子供達との関係を聞いてみると
 "子と母"ではなく"仲間"と、きっぱりと答えた。

もっと彼女を深く知りたいと思い
インタビューしてみました!

(maria)
自己紹介をお願いします。

(aya)
三宅亜矢です。

地元・岡山での飲食店経営を経て、自然と調和した暮らしを求めて宮崎に移住しました。
自然と寄り添いながら、“心と体にやさしく、おいしい”食のかたちを発信しています。

現在は、宮崎の恵みを活かした無添加・白砂糖不使用のかき氷やアイスクリームの製造・店舗運営・OEMや監修、レシピ開発、などで活動しています。

あや

(maria)
私たちも大好きで、通っている宮崎氷果店のオーナーでもある亜矢さん、
お店を始めたきっかけをおしえてください。

(aya)
シンプルにかき氷とアイスが大好きで。
趣味の延長のような気持ちで、地元・岡山でかき氷のお店を開いたのが最初でした。

かき氷とアイスと同じくらい、サーフィンが好きだったので、自然豊かで海に近い宮崎への移住。

移住してすぐの時、ちょうど人生の大きな転換期を迎えて、、
いろんなことが重なって、どん底な時期に。

「もう、誰かに頼るんじゃなくて、自分で立つ」
「自分の手で、自分の人生をもう一度立て直す」
そう覚悟を決めて、“意地”で宮崎氷菓店をオープンさせました。

ここには、私自身の再生の物語が詰まっています。

宮崎に救われたこともあり、
この土地に還元したいという想いで、
地産地消を大切に。
宮崎の素晴らしい農家さんと繋がり、
素材にこだわって、
栄養を補給も出来て
笑顔になれる手作りスイーツをお届けしています。

かき氷

(maria)
ディレクターとして大切にしていることは?

(aya)
ものづくりの本質は、“形”ではなく“意味”だと考えています。
私はディレクターとして、コンセプトを決してブレさせないことを最も大切にしています。

目の前にある商品の奥には、必ず背景のストーリーがある。
そしてその先には、その商品を通して伝えたい想い・問いかけ・世界観がある。

表面的なデザインや流行に流されず、
その商品が「なぜ今、ここに存在しているのか」という意図と本質を丁寧にすくい取ること。
そこに責任を持つのが、ディレクターの役割だと思っています。

かき氷

(maria)
女性として、そして1人の人間として大切にしていることは?

(aya)
精神的・経済的自立

自分の「やりたいこと」や「守りたいもの」を諦めずに生きるためには、
人生の舵を自分で握る力が必要だと感じています。

パートナーがいても、子どもがいても、年齢を重ねても、
どんな環境でも、自分の手で人生を選んでいく。
それが、私が"女性であること”を誇りに思いながら生きるための土台。

精神的自立とは、
自分を満たし、自分の感情を引き受けることができる強さ。

経済的自立は、
選択肢を持ち、自分の人生を自由に描くための土台、自分の大切なものを守るためだと思ってます。

(maria)
子ども達との関係についても教えてください。

(aya)
息子、娘は、わたしにとって「仲間」です。
いつもお互いが、一番の味方であり、理解者であり、応援者。

わたしは今は子供たちに
「こうしてほしい」「こうあるべき」なんてエゴはありません。

ただ、自分らしく、楽しく、笑って生きていればそれでいい。
そんな価値観で、お互いを尊重し合っています。

だからこそ、
頻繁に連絡を取り合うわけでも、
世間のイベントに合わせて会うわけでもない。

でも、心の深い部分でつながっていて、
お互いが何かに迷ったとき、自然と声をかけたくなるような、
唯一無二の相談者です。

お互いが、自分の人生をしっかりと歩んでいる。

それが、わたしが子供達とと築いてきた、
自立した信頼関係です。

(maria)
思い出に残る旅を一つあげるとしたら?

(aya)
スリランカの旅です。

スリランカ最南端、ヒリケティヤという街。
海と緑と人の温かさに包まれたその場所で、
わたしはたくさんのインスピレーションに出会いました。

言葉の通じない土地で、
それでも心が通じ合う瞬間があるということを知りました。
料理、素材、文化、人――
すべてが新しく、すべてが優しい。

旅は、
価値観をゆさぶり、生き方を問い直し、自分を変えていく。

「幸せの形に、正解なんてない」
「“あたりまえ”は、世界のどこにも存在しない」

新しい土地を踏むたび、心の奥が目覚め、
帰るころには、少しだけ自由になった新しい自分がいる。

旅は、外の世界を知ることで、自分の本質に近づく行為だと思ってます。

サーフィンをする女性

(maria)
あやさんの好きなこと10個あげてみて。

(aya)

  • サーフィン
  • 仕事
  • 自己成長
  • 自己認識
  • 学び
  • 経験
  • 今の自分からの限界突破
  • 本質に触れること
  • 旅行
歩く女性

(maria)
最後に人生を通して伝えたいことをお願いします!

(aya)
「自分の人生の舵は、自分で握っていい」
そして、どんな状況にあっても、人は“自分らしく生き直す”ことができる。

わたしは、すべてを失ってゼロになった時期もありました。

でもそこから、「もう誰かに委ねるのではなく、自分で生きていく」と覚悟を決めて立ち上がった時、人生が少しずつ動き始めました。

さきほども述べましたが「精神的な自立」と「経済的な自立」
この2つがそろってはじめて、
人は「本当にやりたいこと」を選び、
「本当に守りたいもの」を守る力を持てる。

だからこそ私は、誰かの価値を引き出し、想いをカタチにするプロデュースという道を形にしていきたいです。

人生は、自分でデザインしていい。
何度でも、何歳からでも、生き直していい。

たとえ過去がどんなものであっても、
今日からの一歩で、未来は変わる。
なにもかも失って
何もできなかった私が
人生を変えることができた。
だから、
発信や仕事、そして在り方を通して、
「私にもできるかもしれない」と
少しでも感じてもらいたい
それがわたしの人生のを通して
伝えたいことです。

サーフィンをする女性
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